将棋盤、駒台、駒入れを漆塗りしました。約45年前のもので木の経年による歪み、割れ、指し傷などがひどかったので、趣味で行っている漆塗りで修理・強化しました。（完成まで4ヶ月×延べ100時間掛かってます。）写真順に説明します。①　セット一式です。脚付き将棋盤（本桂5.5寸　17ｃｍ　重さ約8.5kg）、駒台×2，彫り駒一式（１歩予備、木の種類は不明）、駒箱（桜の木）、駒袋、カバー(黒布、綿）、磨き用布（白布、ネル）×二枚②　盤上面　：　白漆塗り。下地処理として盤面強化の為、蒔き地×2回行ってます。上塗り後、＃3000で研ぎ、さらに拭き漆を6回行いました。③　盤側面　：　呂色漆塗り。下地処理として盤面強化の為、蒔き地×2回行ってます。鏡面のように磨きました。④　盤裏面　：　黒中塗漆仕上げ、研ぎ・磨きは行ってません。⑤⑥　彫駒一式＆駒箱　：駒箱の容器は、経年劣化で割れが4～5カ所発生していたので、輪島塗りの技法である布着せを行ない、また蒔き地×2回行って下地強化の上、鏡面仕上げしました。⑦⑧　駒台×2　：上面のみ蒔き地×2回行って下地強化。鏡面仕上げ。但し、底面は木地固め（生漆1回塗り）のみです。⑨　黒のカバーはホコリよけに使って下さい。しろの布は手脂が付いたりしたときなどに磨く為の物です。漆塗りは趣味で15年やってますが、あくまで素人ですので、それなりの仕上がりで有ることをご承知おき下さい。