レタン PG80Ⅲ
２液型アクリルウレタン樹脂塗料 豪華な塗り肌・調色が容易・驚異的な耐久性

使用方法例

硬化剤の配合
専用硬化剤を１０：１（重量比）の割合で計量秤などで出来るだけ正確に混入してください。
硬化剤を混合しなかったり、混入量が少ない場合、本来の塗膜性能が得られず、塗膜はがれやひび割れの原因となります。
塗料硬化剤 １０１

塗料＋硬化剤＋シンナーを混合後の可使時間
液温10度約１６時間以内 液温20度約１０時間以内 液温30度約６時間以内
硬化剤を混入した塗料は可使時間以内に使い切ってください
見た目は増粘していないものでも塗料内部で反応が進んでいますので
塗膜欠陥の原因となる場合があります

使用シンナー
塗装時の季節や気温に応じて専用シンナーを使い分けることによってタレやバサつきを無くし、美しい塗膜外観を得ることができます。

気温や被塗物温度が低い場合はタレやすく乾きにくくなりますのでシンナーは揮発速度の速い速乾型シンナーを、 気温や被塗物温度が高い場合はバサつきやすく、スプレーのなじみが悪くなりますのでシンナーは揮発速度の遅い遅乾型シンナーを・・・・等と 使い分けるのが一般的ですが、全塗装など塗装面積が広い場合はスプレーするパターンのつながり部分等のなじみを良くする為、 部分塗装に比べて揮発の遅いシンナーを使う場合もあります。

3～10度レタンPG超速乾型シンナー 5～15度レタンPG速乾型シンナー 12～25度レタンPG標準型シンナー 22～32度レタンPG遅乾型シンナー 30～40度以上レタンPG超遅乾型シンナー
上記使い分けはあくまで参考です。実際の被塗物温度・塗装面積などの
状況によってシンナーを使い分ける必要があります。

シンナー希釈割合
シンナーの割合はソリッド・メタリック・色の濃淡・塗装面積等によって調整します。
メタリックの場合は色が淡くなっていくにしたがってシンナー量を増やしてゆきます。
また、部分補修のタッチアップに比べて、全塗装など塗装面積が広くなるとバサつきやすく
なりますので、この場合もシンナー量を増やしたり使用するシンナーを
揮発が遅いものを使用する等で調整します。

メタリック淡彩系
(重量比) シンナー１００～１２０ 硬化剤１０ 塗料主剤１００
メタリック中彩系
(重量比) シンナー１００～１１０ 硬化剤１０ 塗料主剤１００
メタリック濃彩系
(重量比) シンナー１００～１１０ 硬化剤１０ 塗料主剤１００
一般ソリッド色系
(重量比) シンナー５０～７０ 硬化剤１０ 塗料主剤１００

ソリッド色タッチアップの例
スプレーガン：重力式口径１．２～１．３ｍｍ 工程捨て吹き 色決め 仕上げ シンナーぼかし 調合割合
（重量比）塗料主剤：１００
硬化剤：１０
シンナー：５０～７０塗料主剤：１００
硬化剤：１０
シンナー：５０～８０仕上げに使用した希釈済み塗料に対して
１ランク遅いシンナーを５０～１００ ガン～被塗物距離１０～１５ｃｍ エアー圧０．１５～０．２ＭＰａ（１．５～２ｋｇ／ｃ㎡） 塗装回数１ ２～３ ２～３ ２～３

メタリック色タッチアップの例
スプレーガン：重力式口径１．３ｍｍ 工程 捨て吹き 色決め ムラ取り ボカシ塗り 希釈割合塗料主剤：１００
硬化剤：１０
シンナー：１００塗料主剤：１００
硬化剤：１０
シンナー：１００塗料主剤：１００
硬化剤：１０
シンナー：１００～１１０塗料主剤：１００
硬化剤：１０
シンナー：１００～１１０ ガン～被塗物距離２０ｃｍ １５～２０ｃｍ ２０～２５ｃｍ ２０～２５ｃｍ エアー圧０．１５～０．２ＭＰａ
（１．５～２ｋｇ／ｃ㎡）０．１５～０．２ＭＰａ
（１．５～２ｋｇ／ｃ㎡）０．１５～０．２ＭＰａ
（１．５～２ｋｇ／ｃ㎡）０．２５ＭＰａ
（２．５ｋｇ／ｃ㎡） ガン吐出ダイヤル回転数２回転 塗装回数１～２ １～２ １ １
＊全塗装など塗装面積が広い場合はタッチアップ塗装時よりエアー圧を
１０％ほど高めに・シンナー量を５～１０％程度多くする。